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STYLE -EのカッコE対談 アレクサンダー大塚✕田村和宏【3】

STYLE -EのカッコE対談
「トレーニングとは何ぞや?」対談【3】
アレクサンダー大塚✕田村和宏


耐性が弱点を克服する

―ちょっと話かわります。前号で那須選手の対談があったんですが、2011年STYLE -Eの新木場大会で初めて憧れの佐藤光留選手と対戦できたのに、一発目の張り手くらった時点から何にも覚えてないっておっしゃってました。そういうことってあるんですね。

田 村 大好きな選手だからってせっかくマッチメイクしてもらったのに「どうだった?」って聞いたら「何にも覚えてません」って。「じゃあしょうがないね、また今度だね」って(笑)

アレク ワイも記憶ないまま試合してることあった。最近はないけど前はよくあった。一時期それがひどくなって、ちょっとした衝撃で記憶が飛ぶようになっちゃって、さらに飛ぶだけじゃなくてバッタリ倒れて動けなくなるような状態になったんで、1ヶ月半くらい休んだこともあったね。

田 村 それはどうやって克服したんですか?

アレク 結局、三半規管がおかしくなってたのが原因やったから、リングの周りをずっと前転してグルグル回ってタイム競って負けたら罰ゲームみたいのをよくやってた。

田 村 何周くらいするんですか?

アレク 3周くらい。

田 村 けっこうしんどいですよね、3周って。

アレク うん。でも、多い時で5周くらい回ってた。それでけっこう三半規管は鍛えられたね。

田 村 偶然ですけど、つい最近見たテレビでボクシングの世界チャンピオンがやっぱり同じトレーニングをされてました。

アレク ワイは世界チャンピオンより前からやってた(笑)

―グルグル回ってると、余計に目が回ってくるような気がしますが。

アレク 要は、慣れというか耐性をつくる感じかな。そもそもトレーニングっていうのは筋繊維にダメージを与えて破壊して、それが回復する時にまた太くなってというくり返しだから。例えば蹴りによる痛みも積み重なると慣れて耐性ができてくる。空気の悪いところにずっといると鼻毛が伸びてきて、その環境に対応していくみたいな(笑)三半規管も常日頃から刺激を与える訓練をしていれば、その状態に慣れて強くなっていくんだよね。

田 村 うーん、すごいなあ。

アレク でも、だからって辛いトレーニングを人に追い込まれてやるのはやなんだよ。自分が楽しくやるのが好きなのよ(笑)

【4】につづく

STYLE -EのカッコE対談 アレクサンダー大塚✕田村和宏【2】

STYLE -EのカッコE対談
「トレーニングとは何ぞや?」対談【2】

アレクサンダー大塚✕田村和宏


厳しいトレーニングに効果はあるのか?

田 村 自分で横道それちゃったんで話戻しますけど(笑)昔はトレーニングって大変だったんでしょう?

アレク うーん、でもワイ自体がスクワットとか嫌いな方やったから…。

田 村 でも、やらされたりはしなかったんですか?

アレク やらさ………れてた(笑)

田 村 どなたが指導されるんですか?

アレク 藤原組の時は組長がテレビの出演とかでなかなか来れなくて、組長と練習したのは…相撲しかしてないかな。

田 村 相撲ですか?

アレク 寝技のスパーリングはよくやってた。臼田さんや、石川さんとかと。

田 村 どれくらいの時間やるんですか?1時間くらい?

アレク そうだね、だらだらとそれくらい。

田 村 3分、5分とか区切りながらですか?

アレク いや、バトラーツになってジム制が出来てからそういうやり方をしたけど、それまでは時計みて「じゃあ30分まで~」とか言いながらだらだらと。でも、ある意味それがスタミナ作りに役立ったかも。

田 村 1時間なら1時間ずっとやってるんですか?

アレク そう、ずっと。ずっとっていっても抜きどころはいっぱいあるから。でも、守り所も責め所もいっぱいあるから、それを繰り返してた。

田 村 僕のイメージだと、アレクさんの世代ってスクワット何千回とかを根性でこなす!みたいな感じなんですけど。

アレク いやいや、その時期はちょっと越えてるかな。だいたいワイ本当にスクワット大嫌いやったし、ヒザ痛めるから。スクワットを500回やれる筋力がつけば、その後は有酸素運動だからね。マラソンと同じ。それならマラソンの方がヒザ痛めない。千回超えればまた違ってくるけど。

田 村 2年くらい前に違う団体の合同練習に参加してたことがあったんですけど、そのコーチも「今はスクワット何千回なんてやんない。体痛めるから」っておっしゃってましたね。

アレク 昔のスクワットって、かかとがお尻につくまで深くやってたから、余計に体が壊れたんだよ。だから、あの時代全盛期の人達って、ヒザが悪い人多いね。

田 村 根性論もあるんでしょうね。

アレク そうだろうね。ワイはちょっと冷めてて、根性とか、精神的な部分だったら別なとこで鍛えて身体能力を上げる方が効率がいいなと思った。そうじゃなくても、藤原組とかバトラーツでは、精神面は練習じゃないとこで鍛えられてたから(笑)

【3】につづく

STYLE -EのカッコE対談 アレクサンダー大塚✕田村和宏【1】

STYLE -EのカッコE対談

「トレーニングとは何ぞや?」対談【1】
アレクサンダー大塚✕田村和宏


田村和宏のルーツはバトラーツ?

田村和宏(以下:田村) アレクさんは、日頃どんなトレーニングをなさってますか?

アレクサンダー大塚(以下:アレク) フリーになって道場がなくなって、基本ウエイトトレーニングが多くなってるね。

田 村 でも、素晴らしい肉体を保たれてるじゃないですか。

アレク 保つのが精一杯(笑)プラス方向にハードにはなかなかできてない。

田 村 ジムが主ですか?

アレク そうですね。時折リングやマットがあるところでもやるけども。田村くんは?

田 村 U - FILEのジムが登戸と赤羽と西調布と大森にあって、僕は登戸と西調布を行き来してます。週に1回STYLE - Eの合同練習があって、週に1回寝技の練習、さらに1回立ち技の練習があります。そのほかはウエイトトレーニングって感じです。あと、毎週月曜日に『運動不足解消教室』っていうのを開いてます。

アレク それはすごい。

田 村 初心者対象なんですけど、ミット打ち中心にやってます。

アレク ミットは楽しいもんね。音も出るし。

田 村 そうなんです。運動不足と一緒にストレスも解消してもらおうかな、と思って(笑)

アレク いいねえ。そういえば、バトラーツのB-CLUBが始まるもっと前に、道場で夕方会員さんが来てトレーニングしてた時があったな。リングとマットスペースがあったんで、それぞれに分かれて指導者がいてね。

田 村 僕、格闘技で初めて試合したのがB-CLUBのグラップリングでした。当時臼田さんとか、石川社長とかがいらして。

アレク お、そうなんだ!でもワイはわりと外に出ることが多くてあんまりいなかった頃だなあ。

田 村 その時対戦した人とは、今でもメールのやりとりしてますよ。僕、後楽園ホールでバイトしてた時期があったんですよ。2000年くらいかな。

アレク バトラーツが一番のピークだった頃だ。

田 村 プロレスが好きで後楽園のバイト始めたんですけど、いろんな団体の試合の中でもバトラーツさんが一番面白くて、大好きで、バトラーツさんの興行がある時は必ずシフトに入れてもらってました。それで両国も観戦に行きました。

アレク ああ、それはそれは、ありがとう。そういう話聞くと嬉しいですね。


【2】につづく
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